南風（なんぷう）

出演／黒川芽以　紀培慧　黄河　楊紹傑　朱永菁　佐々木大介　紀培安　李鳳新　周庭安　郭智博

ファッション雑誌の編集者として働いていた藍子（黒川）は移動で別の企画を担当する事になった。そして、その取材の為に台湾へとやってきた。現地での移動手段の自転車を借りる為に訪れた店で知り合ったトントン（紀培慧）にガイドを頼み、二人は日月譚（リーユエタン）が開催される場所へと向かった…。

異国の地で初めは戸惑いを隠せなかった藍子だったが、明るさと無邪気さを合わせ持ったガイド役トントンと同じ時間を過ごす中で友情が芽生えてゆく。また、自転車をこぎ、台湾の大自然を颯爽と駆け抜ける様と言葉が通じないながらも二人が織りなす掛け合いは見ていて和まされる。

【公式サイト】
【私的評価】★★★☆☆（３／５点満点）



黒川芽以出演作品
◇問題のない私たち◇
◇ドロップ◇
◇横道世之介◇

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ノルウェイの森＜ＰＧ－１２＞

出演／松山ケンイチ　菊地凛子　水原希子　高良健吾　霧島れいか　初音映莉子　柄本時生
　　　飯田孝男　ＹＵＳＵＫＥ　伊藤祐輝　東山結衣　平沢いずみ　小堀正博　糸井重里
　　　細野晴臣　高橋幸広　玉山鉄二

高校生のワタナベ（松山）は、親友のキズキ（高良）を自殺で喪ってしまう。そして、人との関わりを嫌い東京の大学へ進学する。暫くしたある日、キズキの彼女だった直子（菊地）と偶然再会する。そして二人は度々会い、散策をするうちに深い関係へとなっていく。ところが、突然体調を崩し直子は入院してしまう。それに気落ち歯科したワタナベの前に美しい一人の女性・緑が現れ…。

過激な表現・描写・台詞…。そればかりが目立つが、情景の美しさもそれに劣らず観る者をその世界観に引き込ませてくれる。然し、直子を演じる菊地凛子は演者としての技術が乏しく感じられたのが残念だった。また、上映時間の長さもさることながら、展開がゆっくりで間延びした感は否めなかった。

　　　

松山ケンイチ出演作品
◇カイジ～人生逆転ゲーム～◇
高良健吾出演作品
◇ハリヨの夏◇
◇南極料理人◇
◇ボックス！◇
◇ソラニン◇
柄本時生／飯田孝男出演作品
◇誰も守ってくれない　Ｎｏｂｏｄｙ　ｔｏ　ｗａｔｃｈ　ｏｖｅｒ　ｍｅ◇
玉山鉄二出演作品
◇ジェネラル・ルージュの凱旋◇

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南極料理人

出演／堺雅人　生瀬勝久　きたろう　高良健吾　西田尚美　古舘寛治　黒田大輔　小浜正寛
　　　小野花梨　内田慈　小出早織　宇梶剛士　嶋田久作　豊原功補

日本から遥か彼方。南極大陸の富士山より高い場所。氷点下５０℃にもなり、生物はおろかウイルスさえ存在できない辺境の地にある観測基地で働く人たちのために、日々料理を作り続ける西村(堺）を中心に話は進む。ただ、タイトル通り料理人である西村を中心に描かれているが、極寒の地で働く観測隊員たちの苦悩がもう少し描かれていてもよかったかもしれない。そんな中、劇中に料理・食事シーンが数多くあり、そのどれもがとても美味しそうで、思わず自分もあの中に入って一緒に食べたいと思わされるほどだった。

一方、そこで働いているのは誰もが一癖も二癖もある人ばかりで彼らの掛け合いや、伊勢エビ・ステーキのくだり、ラーメンに執着するタイチョー（きたろう）など笑い所もあり見ていて飽きさせない展開で面白かった。

　

堺雅人出演作品
◇ジェネラル･ルージュの凱旋◇
高良健吾出演作品
◇ハリヨの夏◇
嶋田久作出演作品
◇感染列島◇

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オロナインＨ軟膏５５周年記念作品 泣きたいときのクスリ

出演／大東俊介　宮本侑芽　戸田菜穂　袴田吉彦　佐津川愛美　北浦愛　中村麻美　中村まこと
　　　川原和久　おかやまはじめ　ガリガリガリクソン　やまだひさし　村田雄浩（特別出演）
　　　遠藤憲一

綾（佐津川）は友人と電車に乗っていた時、大の大人が人目を憚らずに泣いているのを見かける。その男は母親の再婚相手だった。そんなある日、その男が友人の麻里子（北浦）と一緒にいるのを見かけ、あとをつけて喫茶店へ入る。二人の近くの席に座り、聞き耳を立てる。そんなとき、新人ウェイトレスがやってくる。その時の、綾とやりとりが面白くて思わず笑ってしまった。

様々な事情を抱え生きている人々に起こる出来事を通して、「泣くこと」の大切さ、意味といったところを描いている。見終わった後、心地いい感じがした。この作品は、上映する地域によって一部異なる部分があるのも見どころの一つなんだと思う。



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